2014年01月04日

話し方のチェック、していますか?

皆さん、落語はお好きですか?
僕は、落語が大好きです。自分でもやっちゃうくらい。

落語を見たことがある方にはわかると思いますが、
落語家さんの話力・表現力・演技力は、ほんとにスゴイ。

たった1人で、くまさん・はっつぁん(江戸落語の場合)・若だんな、
果てはおかみさんや小町娘まで、何役も演じわける。
観客に、いま誰のセリフなのか説明しなくてもわかるように
自分の身体と声だけで、表現するわけです。

キャラクターだけでなく、場面の様子が伝わるように
緩急強弱、様々に使い分けて臨場感を出し
おもしろい話はおもしろく、怪談は思い切り怖く、話します。

演じる落語家によって、同じ噺が
おもしろくなったり、全くつまらなくなったり。
つまり、この表現力こそが、落語家の力量なのです。
(これは基本、実力のある人はさらに自分の味をプラスします)

全く同じことが、話し方にも言えると思いませんか?

例えば「昨日、ディズニーランドに行ってパレードを見た」という
同じ内容の話をしても「へぇ〜!」とワクワクさせてくれる人と、
「ふぅん、で?」と、つまらなくなってしまう人。

落語を演じる時の心構えとして、立川談志さんは、こう言っています。
「自分が、自身に対して最高に厳しい批評家であれ」

要するに、自分自身を厳しくチェックしなさい、ということ。
観客になったつもりで、自分の噺を厳しく批評して納得がいってこそ
見る人を満足させられるのだ、というわけです。

皆さん、自分の話し方を、ちゃんと検証していますか?

話題はどうだろうか?声の出し方はこれでいい?
スピードやリズムは、間は、どうすれば効果的だろう?

人と会う前に、身だしなみに気を配る人は多いですが、
自分の話し方をシミュレーションする人はあまりいません。
鏡を見て化粧をする、ネクタイを選んで結ぶ、その熱心さの
せめて10分の1のエネルギーでもかまいませんから
自分の話し方に、注意を向けてみて下さい。

それだけで、あなたの話し方は、格段によくなる!
会った人が、あなたのことを素敵だと思うはずです。
そして、また会いたいな、もっと話したい、と思ってくれます。

ぜひ、試してみて下さい!
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:12| 表現力

■話し方セミナー / 【ベストスピーカー】 1日集中の少人数制講座/個人レッスン  東京・大阪・名古屋

■プレゼンテーションセミナー / 【ベストプレゼン】1日集中少人数制講座 東京・大阪・名古屋