僕は、月に1回、守口市の身体障害者福祉協議会で落語を教えています。
みんな、とても楽しく、そして熱心に取り組んでくれています。
みなさんもベストスピーカー講座でやった小噺「自動販売機」。
みんな一生懸命、表現ゆたかに小噺を読んで、覚えて。
緩急抑揚をつけ、セリフのところは登場人物になりきって。
指導したあと次月の宿題にして、
「笑わせるくらいまでマスターしてきて下さい』と言った。
次の月、授業前、
なかでもひときわ熱の入った生徒さん。この方は四肢がほとんど不自由。
でもやる気満々で声だけはめちゃくちゃ元気な人。
教室に入る前に、入り口手前のフロアでふと声を出して練習…。
ちょっと声を張って、
「おっちゃん、えらいこっちゃ!自動販売機から子どもが出てきた!」
とセリフを言ったとたん――
そこにあった自動販売機の横の管理人室から、
おじさんがほんとうに大慌てで飛び出してきたんです!
「ええ〜っ!」って!!
まわりのみんな大笑い!!
落語のような、ほんとの話(笑)
それほどまで、その人の言い方が真に迫っていて上手だったんですね。
皆さんも、誰かに話す時、セリフを意識してみて下さい。
「あの子、この前とても楽しかったからお礼を言っといてって言ってました」
と、言うのと
「あの子、『○○さん、この前すっごく楽しかった!ありがとう!!』って伝言だよ。」
と、言うのとでは
相手の喜びようも、会話の弾み方も、ずいぶん違ってきます。
ベストスピーカーなら、表現を極めましょう!
管理人さんが、飛び出してくるぐらいに!!
2014年01月20日
おっちゃん、えらいこっちゃ!
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| 表現力
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