亥年の落語家11人の出演。
開演してすぐ全員が舞台に上がり、1人ずつ20cmの立方体の箱から
番号札を取って、演じる順番を決める。
よくある一般的なやり方。
ところが、さすが落語家、何かやって笑わせようとする。
1−自分でゴミをその時隠して入れて、「何やこれ?」ってボケて見せる。
2−「タネも仕掛けもありません」と言って、箱の中身を見せる。
3−手を突っ込んで腕が抜けず箱ごと持って帰る(体重120kgの桂三金)。
4−「2枚取らんように〜」と注意する。
5−「取れ取れピチピチ、カニ料理〜」(関西で有名なCM)を歌う。
6−あと、何かと個人的なツッコミを入れる。
7−何も言わずに単に取るだけの人を、わーわー揶揄する。
11人がそんなことを順々に何かしらやってくれる。
こんな、単なる札を引くだけの作業でもいやが上にも盛り上がる。
みんな、何かしてやろう、笑わせてやろうと虎視眈々なんだ。
さすがプロだ。
もちろんあとの一人一人のネタも面白かったのは言うまでもない。
(こういう気持ちならば対人の会話も面白く盛り上がるだろう。)
上質のパフォーマンスを見るのは、話し方・プレゼンの大きな参考になる。
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