2014年09月12日

言葉が行動に与える影響力


こんにちは、高津和彦です。

先日のテニス全米オープンでの錦織選手、すごかったですね。
今回優勝を逃したのは残念だったが、インタビューに答えて、

「またグランドスラムの決勝に戻ってきたい」

こんな力強い言葉で締めくくったのです。
彼を知る人々は、
これまでは勝つことに対してあまり明言しなかったが彼が、
今回ははっきりと勝利について語った。
自分で明言することも今回の大躍進に大きな影響を与えたのだろうと分析していました。


そう!「言葉が行動に与える影響力は大きい」。
自分自身に対してさえ、錦織のように強い精神力をもたらすのです。


今回は「言葉の影響力」に関しての話題を。

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定期的にコンサルティングしている会社に最近行った時のこと。

その会社は4階鉄筋コンクリート建ての自社ビルで、
社員数も数十人の梱包資材を扱う大手商社。
まず外観からして、「大きい会社、立派な会社」という雰囲気を醸している。

その社長と役員達と昼ごはんに行こうと、社員専用口を出たとき。
ふっと見るとドアに貼り紙がある。
「弊社はこれまで何度も盗難にあったため、
現在社内には、現金・手形・有価証券類は、一切保管しておりません。」

あまりにもストレートな文言。ちょっと笑ってしまう。
失礼ながらも「こんな貼り紙、役に立つのですか?」、社長に質問する。

社長曰く、
「実は本当に、何度も空き巣が入ったんですよ。
それで苦肉の策でこの貼り紙をしたら…。
それ以降今まで、まったく一度も被害にあってないんです!」
と力のこもった返答。

えっ、そんなことあるんだ!
コピー用紙にワープロ印刷の紙切れ一枚の文言が。
(寺社のお札よりよっぽど効果がある!)

今週の銘言:
言葉が、行動に与える影響力はすごいものなんだ。
(自分自身を高め、泥棒自身を萎えさせるという!)
タグ:言葉の力
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 表現力

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