2015年08月28日

スピーチをグレードアップする要素


こんにちは、高津和彦です。

いつもセミナーでは受講生から教えられることがたくさんあります。
これまでも何度も紹介してきましたが、今回も、そんな興味深い
エピーソードをお話します。

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先日のベストスピーカーセミナーで。

最初、スピーチのそこここで言い直していたAさん。
聞きづらい。ふらふら言うことが定まらないから。
そして自信なく聞こえる。
内容はいっぱいある人なのに。

心が、こう言おうって決まらないんだ。

しかし、トレーニングが進むにつれ、
大きな声が出て、
声にぐっと張りも出て、
身振り手振りも大きくなる。
そして、最後のアフター映像のビデオ撮り。

Aさんが熱く語る。

「私は、"必ず"、"必ず"、わが社を発展させていきます!」

思わず拍手が起こった。

余談だが、拍手のタイミングで聞き手の感動度合がわかる。
例えばカラオケ。

1- 歌が終了し少し間の後、拍手-->普通(または義理)
2- 歌が終わって、即拍手-->うまいなぁ。
3- 1番が終わって、拍手--->すごいじゃない?!
4- 歌い始めで、すぐ拍手-->うわぁ!すごい!!

4が一番うまいのは言うまでもない。

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で、話を戻すと。


話が終わって即、みんなから間髪入れずに拍手!

みんな口々に
「あの強調が良かった!」

とろがAさん曰く、
「あれ、実は、言い直しだったんですよ〜」

みんな、
「え〜っ?!」

そうなんだ。
僕自身も、9割は強調、でも1割は「あれ?言い直しかな〜?」って思った。

なぜみんな「強調」と思ってしまったのか。

まず、声を張っていた。
そして「必ず、必ず」で大きく手を振った。
Aさんの溢れる「気」を感じ取ったからだ。

教訓。
気が前に出て、それが体現されると、「言い直し」でさえも「強調」に見えてしまう。
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| スピーチ

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