2016年06月17日

「近代日本」を目指す


こんにちは、高津和彦です。

今回は、少し大きな視野に立ったコミュニケーション論をお話しします。

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先日の旅レポートのTV番組を見ていて。

メイン俳優とその番組スタッフがロケ取材中に食事するシーン。
その撮影許可を飯屋で得て、食事中もカメラを回して番組の一部としていた。

あいにく昼時で混んでいて、スタッフが、店のお客さん―1人の女性に
相席させてもらえないかと頼み込む。
そして承諾を得る。
相席後、話が弾んでいるようだ。

ところが。
それを見て「スタッフがお客さんを口説いています!」と他のスタッフが言う。
そして、その部分をカットせずに、映像としてわざわざ取り上げる。
まぁ言ってもいいだろうが、どうしてそう揶揄するのだろうか?

せっかく相席を快諾して頂いて、その後も話が続けば良いことじゃないか。
あとはずっと話が無いというほうがいいのだろうか。
どうして「口説く」と捉えるのだろうか。

ちょっと感じの良い女性だったから?
軽い羨望も込めて?


その光景を見ていて、ベストスピーカーセミナーでのいつもの昼食時の光景を思い出した。

放っておくと。
女性は女性で集まって話をする。
群れているようだ。
男性はまるで入っていこうとしない。

こんな言動は、低い社会的レベルの人間の取るパターンである。
子供が「や〜い、あの子好きなんだろ〜」って囃したてるのと同レベルの。
教育を受けた大人の取る態度ではない。


そして、この現象を引きおこすもの。
それは、まず同性で集まるという日本の文化的背景がある。

それに加え、男が女に話すということは社会的に"出過ぎる、口説く、迷惑をかける"
などのマイナスイメージを連想させる状況がある。
そういうふうにマスメディアが作っていっているからだと僕は考える。

現に冒頭の番組のような言動を、ちゃらけて放映しているから、
ますます男女が混ざらないようになっていく。
異性に普通に声もかけられない。
同性にさえも話せない。


ところで。

「社会で女性管理職の割合を30%に」


これは、どこの国が、いつまでに、の目標かご存じですか?
これが国の目標だということ自体、恥ずかしいことだと僕は思っているくらいだ。
世界をリードする先進工業国においての目標として。

目標と現状があまりにも遠い。
日本人がいつまでも男女別で集まっていて、TVがこのような低レベルの映像を流していて。

達成されるわけがありません。


性別を超えてコミュニケーションを取るべきなんだ。
近代日本を目指すならば。

近代日本という言葉は一方で、死語となりつつあるのに。
このような状況ではまだ「近代」の入り口にさえも日本は立っていない。

posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| コミュニケーション

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