2016年02月05日

自信を持たせるための方程式


こんにちは、高津和彦です。

僕はいつも、どう指導すれば、短時間で、

あがらず自信をもって人前で話せるようになるか

を考え、それを講座で実行しています。
それに関しての私の考えを話します。


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僕は"話し方を教える"分野のプロだが、「教える」という点においては
他の分野のプロの教え方と同じだと実感することが多々ある。

先日、TV番組「奇跡のレッスン」を見た。
東京下町にある中学校で1週間、子供たちにバスケットの特別レッスンをする内容。

指導者は伝説的バスケットプレーヤーであるマグジー・ボーグス氏。
NBA史上、160cmという最も低い身長でありながら、14年間にわたり一線で活躍し続け、
引退後は後進の指導にもあたった。

その訪問先の中学、バスケ経験者もほとんどいない、強豪校でもないクラブで、
子供たちは自信なさげにプレイしている。みんな、すぐ相手との競り合いで引っ込む。

心が弱い。


そこでボーグス氏は、みんなに自信を持たせるべく指導を開始する。
それによって、そのクラブの監督も驚くほど短期間で成果を見せる。


その中で、ボーグス氏曰く、

「常にコーチは正しい情報を与え続けることが大切です。そうすることで
子供に自信が付き上達してくのです。」

「心の強さは教えられるものではなく、正しい情報を教えてあげて、
それを彼ら自身が正しく扱うことで、強さが養えるのです。」


全くその通りだ!

ベストスピーカー/ベストプレゼンに来る大部分の人たち、

「以前あがって頭が真っ白になって、もうどうしようもなくなった経験をした。」
「回数をこなせば慣れてあがらなくなると言われたが、何度やってもあがる。」

このように言われます。


だから僕は「あがる」という

1−状態を分析し、
2−正しい科学的情報を提示し、
3−克服すべき具体的トレーニングを行って、

短期間でみんなの状態を一変させる。

心のテンションを高める。

そして「ああ、これが真っ白にならない状態なんだ!」と実感できるまでトレーニングする。
それは初回のチャレンジでもすぐにつかめ、30分も繰り返せば、みんなに確固とした自信が
生まれてくる。
みんなの「やった!」という顔を見ればそのことが分かる。


そう、分野が違っても、プロの指導者の方向性は全く同じなのだ。

僕はこの番組を見て、ますます自信を深めた。
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 指導者

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