2016年01月15日

話し方、世界を見れば


こんにちは、高津和彦です。
今春の出版に向けて、年末年始は思索したり調べたりの執筆作業に明け暮れました。
その時に想起した考えについて話します。

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英語で検索すると、それに付随した様々な情報が入ってくる。

今春出版の新刊の本で、パーティでの振る舞い方について述べるため、僕は
海外サイトも検索をした。その時、アメリカにおけるパーティでの振舞い方や
それについて解説している文に出くわした。

曰く、
1−出会いは、パワフルなスマイル
2−本体は、楽しい会話
3−さよならは、後々まで残る印象を
を実行しろと説く。


確かに。
アメリカでなら当然こうだろう。
僕もやってきたし、今もやっている。

みなさんはどうだろう?
一般的な日本人はこの基準からみると出来ていないだろう。
そして、できるようになる必要もない。
文化が違うから。

そう、パワフルなスマイルなんて、最初からされると怖い。
ここは日本だから。


しかしこの1〜3をベストスピーカー的に分析しよう。

まず、強い。

そうなんだ、向こうでは、"対ヒト"に強い。
強く出る。
良くも悪くも。

最初の挨拶からして違う。
日本はお辞儀、会釈。触れもしない。
あちらは握手、もしくは握手しながら肩をたたく、ハグする、頬ずりする、キスする。
入口がこうであれば、その後に続く会話、当然中身も濃い。
そして最後、あとあとまで残る印象!


あなたはどうですか?そんなの濃すぎるよね?
日本は違う。
酒でも「端麗辛口」が主流だ。

そして。今日のこの結論はというと?
「郷に入れば郷に従え」? 
Do as the Romans do?


違います。


たしかに日本ではこの上記の1〜3のやり方は馴染まない。
しかし、一歩、世界に足を踏み込むと、世界は日本と真逆。
あなたは1〜3をマスターしている世界の人に対し、"お辞儀"レベルの
踏み込まない会話で勝てますか?

強く出る、これが世界なんです。

「日本人はこれじゃない、こうしたくもない」と言っていては世界では勝てない。
「日本は違う。」、そう言っていてもいい。
が、場合によってはパッと強く出れなきゃだめなのです。

「自国の富は、他国の富からもたらされる」
貿易立国の日本なのだから。

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今回の教訓。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
を一歩踏み込む。"知っている"だけじゃだめ。

つまり、
「敵を知り、敵以上に出来なければ、一戦も危うい」
です。
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 話し方

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