2015年05月29日

心を惹かれる要因


こんにちは、高津和彦です。

私事ながら、姪がこの4月に宝塚デビューをし、4/24からの月組公演に出演している。
その初舞台を見ながら感じたことを話します。

*****************

姪っ子が宝塚デビューを果たした。
宝塚音楽学校101期生。

妹にチケットを頼み、先日5/15に宝塚観劇へと足を運んだ。

この日が、4/25に続いて、2回目の「口上」を述べる日だったのだ。
そして「1789-バスティーユの恋人たち」のあとの、ラインダンスとパレードに出演する。

開幕直後。
口上は堂々としたものだった。

身長172cm、僕とほとんど同じ。
映える。
化粧のせいも大いにあるが。

ベストスピーカーの受講生もああいうふうになってほしいなぁ。


そして「バスティーユ」が終わって、まずラインダンス。

新人40人もの同時の舞台だからパッと見てどこにいるかわからない。
それでも姪から前もってもらっていた配置図で、どのシーンでどこの列の何番目かが
すぐに解る。
これを用意して、来てくれる人に配るということが素晴らしい。


続いてパレード。
主役から出演者全員が順に出てくる。

どこだ、どこだ?
最後列一番左の端だ!
双眼鏡で探す。後ろは暗い。
あ、いた!
暗い中でも満面の笑顔で踊っている!
すばらしい。

おっ?隣りの子も笑顔だ。
その下も。
あっ、そうなんだ、全員がそうなんだ!

迫ってくるものがある。
全員がそうだから。

全員が一生懸命やっている。
それは、表情で、動きでわかる!
見て見て!見ろ見ろ!っていう気で。


そうやって頑張っていても、全員が今後主役で活躍するわけではない。
「バスティーユ」でも主役、脇役、脇脇役、通行人、ダンスだけ、
様々なパートで成り立っていく。

宝塚音楽学校、卒業生は毎年40人、10年で400人、全員が主役なんてありえない。

そう、その中で最高の演技を見せ、スターダムにのし上がっていくのだ。
いつでも、どこでも、どんな時でも。

その第一歩、パレードのどの場所にいようとも、常に最高の自分を見せていく。
まず事前に送られてきた配置図で、「私を見て!」という気がはっきりわかる。

そうだ、前に出たいんだ。
戦いだ。


その結果として:

僕は、タカラヅカは人生2回目だった。
1回目は外人顧客のアテンド通訳で、望んだものではなく。
個人的には、特に宝塚に心惹かれるものはこれまで人生でなかった。
阪急の創始者、小林一三の「逸翁自叙伝」を読み、その創設の艱難辛苦に
賞賛を送ることはあっても。

それでも、あのパレードを見て全員があんなに一生懸命やっているその姿、
そこから出てくる迫力に僕は心を惹かれた。

興味のない人も一度見られることをお勧めします。


*****************

翻って、人前で話すあなた。

あなたの舞台は宝塚と違って、あなた一人。
横に戦う相手も誰もいない。

だったら最高を見せつけられるじゃないか。
何をためらっている?
何を引いている?
そこでやらなきゃ、いつやる?

嫌だったら他の人に取って代わられるよ。

やろう!

*****************

ところで「その姪っ子、なんて名前?」っていつも聞かれるので、
一応記しておきます:

夕陽真輝(ゆうひ まき)
【表現力の最新記事】
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| 表現力

■話し方セミナー / 【ベストスピーカー】 1日集中の少人数制講座/個人レッスン  東京・大阪・名古屋

■プレゼンテーションセミナー / 【ベストプレゼン】1日集中少人数制講座 東京・大阪・名古屋