こんにちは、高津和彦です。
4月は所属や部署が変わることも多く、研修/セミナーを受ける機会が多い月でしょう。
僕もありがたいことに、いろいろな出張研修の依頼を頂き、忙しく飛び回っています。
今回はそんな中で、修了生が見せてくれた嬉しいエピソードをお話します。
****************
ベストスピーカーを以前、受講されたAさん。
受講されてから、ずいぶん日が経つ。
先日、その会社に私を講師として招いて下さった。
ニコニコ顔でお迎え頂いて、当時の思い出に花が咲く。
しかし、ふとした時に目を外す、話が時々とぎれる。
ベストスピーカーの僕としては、すぐ何かの話題を出すわけだが。
ちょっと受講前の状態に戻っちゃったかな・・・。
別にチェックしてるってことではありません。
が、何か話してくださいよ〜って話が途切れるたびに思ってしまう。
期待と愛情を持って。
さて、講演本番。
Aさん自らの司会!
開口一番、さっきの声とは全然違う!
一瞬、声を張って聴衆に僕の経歴を紹介して下さる。
一つ一つきっちりと。
そして、原稿から目を離し、話をしていて。
詰まる・・・。
間が空く。
原稿のどこだったか目が捜している。
しかし、動じない!
やや間があってしっかり見つけて続ける!
きっちりまとめ、僕にバトンタッチ。
すばらしい。
僕は感動した。
ここという時、声が張れる。
ここという時、動じない。
これだ!
僕が教えたことをしっかり体得し、いつでも実践できることを示し、
講演後の締めくくりのアナウンスもしっかり声を出されていた。
講演が終わって、すぐに「お帰り前にお茶でも」と誘って下さった。
開口一番、「いや〜、先生をちゃんと紹介しなきゃと思って声を出しましたよ!」。
「まだまだ出来てないんですが、この前も発表の時、私を見てた同僚が、あとで
『輝いてたよ!』って言ってくれましてね!」。
これが言いたかったんだ。僕に。
それは自信だ。
ベストスピーカーの教えは、身体に新しいDNAとしてしっかり根付いていたんだ。
僕はそれが嬉しかった。
自分の講演が成功した以上に嬉しかった。
【パブリックスピーチの最新記事】