こんにちは、高津和彦です。
前回に引き続き、手振り身振りのの必要性についての考察です。
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前回、過度の「手振り身振り」は怪しさを喚起すると言った。
実際、ベストスピーカー/ベストプレゼン講座で指導中、受講生からよく、
「あの手振りはあやしく見えませんか?」と聞かれることがある。
が、僕は言う。
「確かに自然じゃない。でも怪しいと言って、手振りを勉強しないのは、
例えば『バントがヘタで自然にできないから練習しない方が良い』というのと同じ考え方だ。
むしろ、自然になるまで何回もやらなきゃいけないんだ。」
なぜ僕がそう考えるか。
それは、「手振り身振り」はプレゼンやスピーチで人を引き付ける大きな要素だから。
あなたは水族館に行ってまず何を見たい?
ヒトデ?フジツボ?
イルカショーでしょ。
なぜ?
イルカのハク製のを見た方が、きっちり、ゆっくり、しっかり見られるよ。
にもかかわらず、なぜショーを見たいのか?
それはイルカが"動く"からだ。
人は"躍動"が好きなんだ。
動きは人を引き付けるのだ。
そしてプレゼンやスピーチでの"躍動"といえば、そう、「手振り身振り」だ。
だから自分の身につくまで、自然になるまで、やらねばならない。
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