2014年11月21日

人の心を動かす


こんにちは、高津和彦です。
先週に引き続き「質疑応答」にまつわるエピソードです。

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先週、電鉄大手の関連会社のトップ層の皆さん約200名に対し講演を行なった。
聴衆の大部分は技術系の人たちで、最初は固い空気の中で始まった。
が、最後には質問も頂いて、熱気あふれる雰囲気の中、講演は無事終了。

懇親会会場へ行く途中、「Aという者です」と、一人の男性が声をかけてきた。
聞けば、その人の身内で人前で話すことが生業の人がいるのだが、
緊張して話ができず困っているという。

Aさんは「そんな人でも高津先生のトレーニングを受ければ治りますか?」と質問する。
続けて、
「質疑応答タイムにはそぐわない個人的なことだったので、あえて公には質問しなかったんです。
が、どうしても先生に聞きたくて、主催責任者の常務に了解をもらってきました。」と言う。

僕は状況を聞いてアドバイスし、
頑張ろうという気があるならばベストスピーカーセミナーに来て下さいと言った。
Aさんも納得した面持ちで、その人に勧めてみると言ってその場を立ち去った。


その後、主催社の社長、常務と共に慰労二次会へと場を移して。

そこで常務がAさんが質問してきたことに触れた。
社長はそのことを聞くやいなや、

「あのAが、わざわざ終わってから質問に行った? 常務の許可まで取って?
あいつがそういうことを聞くようになったか!そんな仕事に関係ないこと、
これまで一言も表に出さなかった奴なのに!
高津さん、ありがとう、ありがとう、そうか、そうか、嬉しいなぁ!」

こんなに喜んでくれるなんて!
最初は、社長は何がそんなに嬉しいのかわからなかった。
きっと、社長が目をかけていた男だったのだろう。
僕は逆にその社長の言葉に感激した。

自分が心を込めてセミナーをした、
それがそんな1人の男を僕の話の内容に積極的に興味を持たせるようにしたのだ。


僕はいつもみんなに、まず「自分が伝えたいという"気"だ!それがみんなを感動させる原点だ」と教えている、
それがまさに実証されたと感じた一瞬だった。
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 伝える力

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