2014年10月31日

「伝わらない」の理由 ‐1


こんにちは、高津和彦です。

こんにちは、高津和彦です。
今回は、皆さんがよく言われる「伝わらない」現象について2回にわたって分析しましょう。

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ベストスピーカーに来られる皆さんの問題点として「伝わらない」がある。
これ自体曖昧な言葉だ。
実際どういうことか?

それは、自分が何かを言った時、
「期待した反応が相手から返ってこない」ということだ。


簡単な例として、「がんばる!」と言った時。

「私もがんばる」と返ってくれば"伝わっている"、
「ふ〜ん、そう」なら"伝わっていない"。
その反応が繰り返されると、さらに"伝わってない"ということになる。

「私はいやだよ」、これは反撥されてはいるが、
自分の意志は相手に伝わっている。
相手の負の反応はそれはしようがない。

では、なぜ伝わらないのか。

それは、
1−自己の思いが弱いから。

そして、それに伴って、
2−言葉の表現が弱いから。

1−が弱いと「がんばれるかなぁ…」という程度の「気」。
そうすると、2−は「がんばれたらなと…」という言葉になる。
そうすると相手は「まぁね、よく考えてね〜」となる。
よっぽど近しければ「あなたならできるって!」となるが、遠い関係ならそうはならない。

何でもかんでも「がんばる!」と強く言い切れと僕は言っているのではない。


今、社会全般の問題点は、何ごとにおいても
「がんばれるかな…」と思ってしまう人々の心理状態だ。
それは、「ストレートに言うと軋轢を生じる」社会的風潮が、
「言葉を弱く言う」状況を生んでいるからだ。

「がんばる」が、1ランク低い「がんばろうと思います」になる。
なんでも動詞に「と思います」をセットで付ける。

1ランク低いのが、「〜と思います」だとすると、
2ランク低い「〜してみたいと思います」
3ランク低い「〜してみたいと思ってはいます」
4ランク低い「〜してみたいというふうに思ってはいます」
5ランク低い「〜してみたいというふうに思ってはいるんですけれども」
ここまでくると、もうかなり「頑張っても無理だ」に近い。

言葉をふだんから、"5ランク低いレベル"で話している人は当然、人前でもそう話すだろう。

そんな弱い言葉が、弱い意志が受け入れられるわけがない。
だから伝わらない。


さらに次回に分析を続けます。
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 伝える力

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