こんにちは、高津和彦です。
前回「言動は投影される」について話しましたが、
先日、また別の視点からそのことを認識する出来事がありました。
今回は「言動は投影される」第2弾として、そのことについて述べます。
**************************************************
ベストスピーカー/ベストプレゼンのセミナーでは
まず最初にビデオ撮りをして、自己客観チェックをする。
テーマは「自己紹介」。
ビジネスマンなら様々な場面でしなければいけない一番身近、かつ一番重要なプレゼンだ。
受講者全員が1人ずつ順番に行っていく。
以前からうっすら感じていたのだが先日のセミナーの時に強く再認識したことがある。
それは「前の人の話を踏襲する」ということ。
まず最初の人が「年齢」と「家族構成」について話した。
すると次の人が、家族のことを話し始めて少しして、
「あっ、忘れてましたが、年齢は41歳です。」と言った。
別に僕は、年齢を言ってなど一言も指示してない。
何でも好きなことを言っていいよと言ってるにもかかわらず。
ここで皆さんは「あぁ、この前聞いた鏡理論。
"鏡"のように相手側に映されるって現象ね。」と言うかもしれない。
が、僕はそんなことをここで話そうとしているのではない。
そもそも、プレゼンテーション、スピーチの最大目標は何?
「聞き手の印象に残ること」だ。
もっというなら、全体の中で1番をゲットすることなのだ。
ならば、前の人と同じことを言ってどうする。
前の人の言を踏襲することは、その人を際立たせることにはなっても、
あなたは「それ以外の一塊」となってしまう。
自分で自分を「その他大勢」の中に没入させてどうする?
「そ、そんな、そこまで極端に厳しく考えなくっても、まあいいじゃないですか、先生」って言ってるあなた。
プレゼンは1人を選び出すためにやってもらうのです。
建設工事の入札で、両社とも素晴らしいからここはひとつ2社一緒になって頂いて〜!
A君もB君もすごくステキだから、どちらも私と結婚して〜!
ありえない!
1社を決めたいのだ。1人を決めたいのだ。
他の人と違うことを話し、他の人に自分の言動が投影されるぐらい話しましょうよ。
【印象に残る自己紹介の最新記事】