2014年05月16日

印象に残る人の条件‐2


こんにちは、高津和彦です。
前回に引き続き、会合などの集まりで、どんな人が印象に残るのかを分析します。

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先週に続いての第二弾。

パーティや食事会で印象に残る人になるためには?
それはやはり情報提供、つまり「話す」こと。
良質な情報の発信量は、印象度の高さに比例する。

では、どう話すか。

僕は前回にも書いたように、あるfacebookのイベント懇親会で5人列の真ん中に座った(下図)。

ABCDE
[テーブル]
FG僕HI

ポイントは「距離」と「話題」。

まず、近距離の人に声掛け。
左隣のGさんとはよく話ができた。それは共通話題がすぐ見つかったから。
両方がよく知っている話、それにはいろんな意見を出し合ってお互いを高めることができる。
自然と話は長くなり楽しい雰囲気になる。
また当然のことながら正面のCさんとも同様に、共通の話題で盛り上がる。

しかしそれだけでは発展性がない。
今回はせっかく「全方位外交」ができる良い場所に座ったのだ。


発展形。
自分との「距離のある人とはどう話すか」。

僕の一つ置いて右の女性Iさん。
犬のトレーナー。専門学校で講師もしているという。
僕とはある種同業、そして面白そうな仕事だ。

彼女の話は「犬は人の気を察する」という話から始まり、
鳥類、爬虫類、魚類、ミジンコ、はては植物まで気を察するという。
稲に対して元気に育ってねと言い続けるのと、毎日罵声を浴びせるのとでは
成長が違うという話にまで発展した。
僕の専門分野とかぶるので傾聴し、また意見を述べ、お互い高まった。
その女性は「非常に熱心」に「全方位」で話をするし「内容も興味深い」ので、
右手の5人(僕とDEHI)皆を巻き込み1つのグループとなって、結構話が盛り上がった。

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ところがその人の躍動感に比べ他の3人はどうも話が続かない。
積極的に自分の仕事、心情などの自ら情報開示がほとんどない。食いつきようがない。
それは僕は前に出る気の度合いにあると判断した。

確実に一つ言えることは、印象という点からみると弱い。
それは成長という点からみると退歩、社会性からみると消極的であると言える。

人が集まる場で、印象に残らなくても別に広がらなくてもいいという人もいるだろう。
自分から広がっていかなければ望まぬことにも巻き込まれなくてもいいという考え方もある。
昨今、自己的なそういう考え、また社会の風潮が広がっていくように見える。

しかしそれでは発展がない。

一方、印象的な人は記憶に残る。
名刺が取っておかれる。
また会う約束が出てくる。
自分の世界がどんどん広がっていく。

あなたはどの位置に立ちますか?
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:40| 印象に残る話し方

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