2014年05月09日

印象に残る人の条件‐1


こんにちは、高津和彦です。

ゴールデンウィークはどんなに過ごされましたか?ゆったりした時を過ごす?
ビジネス本稼働の5月に向け英気を養う?
視野を広げるためにいろいろな会合に参加したという方も多いでしょう。
僕もある会合に参加しました。
今回は、そんな時どのような人が印象に残るのかをお話しします。

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これまで僕はたくさんの人と仕事を通じて会ってきた。
講演で、講座で、授業で。式典・イベントの司会として。

だからプライベートでも、人前に立つという立場でなくても人と交わることが多い。
初対面だからと言って、それに臆することもない。むしろ進んで交わろうと努力する。

先日もfacebookのやりとりだけの知人の出版記念会に誘われ出席した。
一次は講演会、100人弱の出席。二次は食事会。人数は30人になる。

知り合い同士の参加もいるが、お一人様もいる。僕もその一人。
誰も知らない人との食事会に参加するという「ちょっとワクワク」の宴会だ。
僕にとっても、講師として一人で人前に立つ時よりも「要、小さな勇気」が必要である。

短時間のうちに誰かと馴染んで一緒に参加するという方向へと持っていかねばならない。
無言で人についていって黙って一人で座るという勇気は僕にはない。
だから誰かと積極的に、機会を狙って話す。自然な機会を。

その食事会は、5人対5人で向かい合って座る固定的な座席設定。

ABCDE
[テーブル]
FG僕HI

こんな感じで、両端以外の人は移動できない。

今回はその中で、「話をする」という視点での人間模様。

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僕は戦略的に5人の真ん中に座った。全方位で話せるからだ。
右や左の横の人とだけの固定的な交わり方はしない。
もし隣の人と話が合わなければ、他の人と自由に話せる。

その中で印象に残った女性、B子さん。
僕の斜め左前(上記位置で)。

始終笑顔で話す。
僕は右半分の5人のグループ(DEHIと僕)に入ってしまったから左のグループにさっとは移れない。
あ、もちろん左横のG男さんとは即話したが。前のC男さんとも。

でもB子さんとは話せず。まぁいいか、って言う程度。
ところが中盤になって、B子さんが途中で帰るので、前で一言というアナウンスメント。

司会:「この人は、名刺交換したら後から絶対連絡があります!」
みんな:「え〜っ?!」

スラスラと自己紹介。魅力的に話す。
そうかX生命の保険のセールスの人なんだ。
なーるほど。
と、僕が心から納得してしまうほど自然体。
普通は生命保険のセールスと言われると嫌がられるのに。

彼女が近づいてきたので名刺交換だけはした。

家に帰ってスマホを見るともうfacebookの友達申請が来ていた。
早っ!
さすが。

僕に来たということは、その時、名刺交換した他の人にも連絡を取っているのだろう。
もちろん、やみくもにではないだろうけど。

この速さ、ヤル気、すばらしい。
彼女が、短期記憶から長期記憶の領域に移ってきたことは言うまでもない。

パーティの人物感想は次号に続く。
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:00| 印象に残る話し方

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