2014年02月28日

聞き手の心をつかむ

こんにちは。高津和彦です。
ビジネスパーソンなら上に行けばいくほど、必ずと言っていいほど、
大勢の前でレクチャーするという機会が巡ってきます。
今回はそんなときどんな気持ちで臨めばいいかについて話します。

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今週初め、大阪トラック協会で「商談を有利に導く話し方」を指導した。
大阪の運送業の若手経営者の分科会だ。

これまでいろいろな所でレクチャーしてきたが、
「どんな話だろう?わくわくする!」「お待ちしてました!」
という雰囲気で迎えられることは、まずほとんどない。

だいたいが、
「何、聞かせてくれるの?」
お手並み拝見という雰囲気だ。

特に受講者同志がお互い面識ないと「シ〜ン…」お通夜の雰囲気。
(あ、お通夜の方が面識ある人もいるから小声で話はするよね)

そして、参加者はセミナー開始前はうつむいて、
-資料確認
-携帯でメール
-自分の仕事をする
など、自分の世界にこもっている。

参加者同士、始まる前に声かけてパッと雑談というのはほとんど無い。
それは彼らの責任ではない。

誰の責任?

もちろん僕のだ。

いかに早く、一秒でも早く、この雰囲気を打破するか?
そして彼らの心を自分に巻き込み、セミナー終了時点で
「大きな称賛の拍手を得る」に持っていくかに全力投入する。

時間は限られているのだ。

彼らをして:
1-顔を上げさせる。
2-僕の目を見させる。
3-身を乗り出させる。

そのために何をすべきか。

それは、まず自分から彼らに対しそうするんだ。
そのためには自分に何が要る?

身だしなみ?
美しさ?
声?
内容?


それよりもまず、エネルギーがいるんだ。

1分2分のエネルギーじゃない。
最後まで続くあくなきエネルギーだ。

良いスピーカーになろうとする人。
まずエネルギーを出せるようにしよう。

それが聞き手の心をつかむ一番早道だからだ。
そうすれば、それは声にも出る。内容もどう組み立てればいいか考えられる。
映える自分を研究する。


結論。
まず、エネルギー。
これは「定理」だ。

このセミナーでも最後「皆さんの活躍を祈っている。ありがとうございました!」で、即 大きな拍手が出て証明された。
(ふぅ〜っ。でもやっぱり疲れたの一日でした)
タグ:惹きつける
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| スピーチ

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