2014年02月23日

「仕事を続ける」ための姿勢

先日、知人と会話していて、魅力的なビジネスパーソンの基本姿勢に
思い至りました。年度が変わり、いろいろ新たな場所/状況で
チャレンジをしている方たちに送ります。

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60歳を迎えて、「仕事を続けるか? やめるか?」

僕の所属する経営者交流会のメンバーで、
仕事の節目の60歳を迎えようとしている人が結構多い。
そんな彼らに会うと、これから仕事をどうするかという話になる。

そんな中で、来年還暦を迎えるA社長。
子供も独立して、奥さんも働いているし、家のローンも終わっているので、
仕事をしなくても経済的には何ら問題ない状態。

で、彼は僕に言った。

「高津さん、私、いつ仕事を辞めてもいいんですよ」

が、この人はそんなに仕事を簡単にやめる人じゃないことは僕にはわかっていた。
バイタリティギラギラ・タイプではないけど
自分で目標を決めてきっちり仕事をやる人だから。

それで僕は彼にこう言った。

それ、『いつ仕事を辞めてもいい。』じゃなく、
『これから何の仕事やってもいい!』じゃないの?って。

これ、天と地、違いませんか?

「いつでも辞められる」、の気持ちと、「何でもやる」の違い。

このちょっとした意気込みの違いが、

 1−仕事に対する姿勢
 2−その人の魅力

に大きな差をもたらすのだ。
いつでも辞められるスタンスの人に、あなたの大きな仕事の夢を共有できる?


これは定年間近の人だけの話じゃない。
現役バリバリのビジネスパーソンにもあてはまる普遍的事実だ。

同じやるなら、与えられたものだけをこなすのではなく、
自分から「何やってもいい!」って胸を張って言おう。
その「気」がふだんの言動に現れ、人間力の差となって表れる。
ワンランクアップのあなたを作るのだ。

だから僕は自己紹介の時に、特にビジネス関連の人に対しては、
「老後は〜したい」なんてことを言うなと言っています。


【注】60才になっても絶対に仕事をやるべきだと言っているのではありません。
辞めるのなら「もう仕事は堪能した。新しい人生に出発だ!」と
胸を張って言いましょう。
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| 話し方

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