経営コンサルティングをしている受講生がこう語った。
「東京は人が多すぎて、人間関係がギスギスしていて私の性には何か合わない。
昔、母が連れて行ってくれたあの田舎がゆったりしていてとっても気に入っている。
だから近い将来、地方に移り住んで仕事がしたい。」
これを聞いて、あなたはどう思う?
「あー、都会が性に合わないのね〜。田舎に行ってゆったりした気分で仕事したいんだ。」
と単なる他人ごと。特に感動も生まれない。
なぜか?
それは話が「否定」から始まっているから。話す気持ちがネガティブから入っているから。
人はわくわくする、夢のあるような話にひかれる。
話を聞きながら一緒に「うんうん、そうだね!」とうなずきたい。
それには「肯定」から入ることだ。
僕がいうと先ほどの話はこうなる。
「私の夢は地方を元気にすることだ。どんどん人が減り、企業に活力がなくなっている。
そんな企業を指導しその地域の活性化に役立つため、地方に移り住んで仕事がしたい!」
そうすると、みんな「おーっ、すばらしい!」、拍手!ということになる。
「ポジティブ表現で話す」。
これはあなたの心がけ次第。ポジティブな気持ちを持つ。
それだけであなたのスピーチが人を感動させるものに変わる。
タグ:話し方
【スピーチの最新記事】