2014年02月08日

「えー あー えーと」症候群の分析


「えー」、「あー」、「えーと」。
ベストスピーカーやベストプレゼンで教えていて、常々気になっている言葉です。

僕は、これらを「えー あー えーと」症候群と呼んでいます。
そして、これらの言葉をなくすことによって、より心に伝わる話し方を獲得できるのです。
今回はこれについて、数回にわたって考察していきます。


A.「えー あー えーと」の定義
間投詞。文の内容とは直接関係なく、心の動きに従って身体の器官の自律を超えて
発声される母音を中心とした意味のない言葉。
同類のものとして、最後の言葉の母音を引き継いでいうこともある。
例えば「これは、あ〜」、「これを、お〜」、「そして、え〜」というふうな。


B.「えー あー えーと」の原因
話す内容が頭で決まらない(のに) vs.(その一方)心では、下記の作用が働く。
1)早く文章を言って完結したい。
2)スムーズに次の文章に行きたい。
3)言葉が出てこない
 3−a.忘却で思い出そうとする。
 3−b.より良いことばを捜しにかかる 
4)文を進めようとするが心の揺れ(動揺、うそ、配慮など)により発言が中断される
5)原稿暗記などで記憶が飛ぶ

その隙間を埋めようとして、
<1>思わず  <2>習慣的に
「えー あー えーと」という、つなぎとしての言葉が口をついて出る。


C.「えー あー えーと」の印象
話し手の話そうとする心が決まっていないことが原因で、この現象が出る。
そのため、当然のことながら、
「信念がない」、「繕ってんじゃないか」、「嘘を言ってんじゃないか」
という懸念が、聞き手に起こる。

▼こちらの記事も、参考にしてください!
高津和彦インタビュー/「えーあー症候群」伝わるプレゼンの敵
http://kozukazuhiko.com/clm/ea1.html
タグ:えーあー
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| スピーチ

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