2014年01月16日

大阪人のスピーチ

ほんとに大阪人ってのは!

先日ある会合の20周年食事会に出席した。
50〜60人くらいの規模と言えば会場の大きさがわかるだろう。

食事は中華。

まずこれでカジュアル感が増す。フレンチや和食より。

というより出席者自体がもうすでに最初から気分はカジュアル!
僕としてはもうちょっとフォーマル、キリっとした雰囲気が好きだけど。

食事をしながらスピーチを聞くことになった。
最初はなかなか静かにならない。この辺が「欧米」とはぜんぜん違うんだなぁ。
僕が司会なら場をシーンと静かにさせてから、スピーカーにマイクを回すんだけど。

で、ある人のスピーチ。

「20周年おめでとうございます!」
「ここまで続いたのは皆さんの努力のおかげ!」
「このうえは、ぜひ100周年を目指して〜」

ここで場内から間髪いれずにツッコミ。

「もう、誰も死んで、おれへん!」

スピーカーは負けじと、
「まぁ、そういう気持ちでということで〜」

またその人のツッコミ。
「幽霊の集まりやん!」

そのツッコミに、別の人の更なるツッコミ!
「あんただけは出てくる!」

会場は笑いに次ぐ笑い。

ほんとに大阪人は、
1-反射的に「100年後は誰もいない」ということを真剣に考え、
2-絶妙の、言葉の途切れた隙間に突っ込み、
3-それを2度もでき、
4-また別の人がそれにも応じる
ということを苦もなく、というよりも、楽しみとして言ってのける。

ここまではベストスピーカーとしての最高の要素。

でも、その後、もう場内は緊張の糸が切れてぐちゃぐちゃ!
ここでまたピリッと戻ってくれたらうれしいんだけどなぁ。

もうやかましいから、ラウドスピーカー、ワーストスピーカー。

やれやれ。

気をつけましょうね。
【スピーチの最新記事】
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| スピーチ

■話し方セミナー / 【ベストスピーカー】 1日集中の少人数制講座/個人レッスン  東京・大阪・名古屋

■プレゼンテーションセミナー / 【ベストプレゼン】1日集中少人数制講座 東京・大阪・名古屋