話の中で、年齢が近い・出身地が同じ・趣味が共通、などなど
盛り上がるような発見があった時じゃないでしょうか。
相手が、自分の話にすごく興味を持ってくれる。
逆に、自分が相手の話にとても興味がわく。
内容はいろいろだけど、そういうことですよね。
反対に、コミュニケーションが悪循環に陥る時は、
相手が、過剰に攻撃的か、または過剰に守りに入っている場合。
数的にいうと、前者は少ない。
圧倒的に多いのは、後者の過剰防衛型。
この守りのパターンの人には、けっこうな確率で出会います。
特徴は、この3つ。
1.ノーリアクション
反応(リアクション)が薄い。または、ない。
話をしても、目をそらす。返事が小さいか、ない。無表情。
2.遅レス
返信(レスポンス)が遅い。または、ない。
YES・NOがハッキリしない。あるいは回答が遅い。メールが返ってこない。
3.スルー
自分の情報は開示しない。仕事や年齢・住所などの話題をふっても答えない。
こういったノーリアクション・遅レス・スルーは、
必ずコミュニケーション不全を生みます。
なぜなら、「守り」のつもりでやっていることかもしれないが、
されている方にしてみれば「無視=攻撃」でしかないから。
嫌われている、と思うに決まっています。
この過剰防衛型の人は、相手が自分をどう思うのか、様子をうかがっています。
相手の出方を警戒しているから、自分を出しません。
相手が好意的だとわかると、そろそろと少しずつ自分を出し始める…
傷つきやすくて、親しくなるのに時間がかかるタイプなんです。
ほんとうは、繊細ないい人が多い。
でも、それをわかったうえで、あえて僕は言いたい。
何を怖がってるの?と。
あなたがイヤだと思ってるのは、目の前の話し相手じゃないでしょ。
自分の頭の中で勝手に作った、まだ起こってもいないこと
(嫌われるんじゃないか、変に思われるんじゃないか、etc)でしょう。
相手にとっては、目の前でドアを閉められて、小さいのぞき窓から
こっそりと様子をうかがわれているのと同じなんだよ。とても失礼だ。
あなたが、自分に興味がない・嫌ってる、そう思われて当然。
あなたが、そう思わせている。
そうして自分を閉じて、その頭の中のイヤなことが起こる確率を
自分で高くしてるのに、相手が怪訝そうにしたら
「ほら、やっぱり変に思われてる…」なんてダメだよ。
これまでだって、相手に「自分のことを好きじゃないんだ」と思わせて、
もっと仲良くなれたはずの人を門前払いしてたかもしれない。
まずは、自分のドアを開けて相手と向き合って。
相手の話に反応しましょうよ。
どんな表情・返事でも、無表情でだんまり以上に変に思われることはないんです。
相手に自分のことを話そう。
相手は、あなたの詳細な番地やスリーサイズを聞きたいんじゃありません。
仲良くなる話のきっかけが欲しいだけです。
まずは、自分が相手と仲良くなりたいと思っていることを
わかってもらわないと、始まらない。
「好き」の反対は、「嫌い」じゃない。
「無関心」なんだよ。
そんなに人見知りしない人も、表情や声にちゃんと気を配っていますか?
ちゃんと相手に、仲良くなりましょうって気持ちを込めて話していますか?
忙しさに紛れて、下を向いたまま返事をしたり、疲れた顔で話していないか
ちょっと考えてみて下さいね。
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