2014年01月07日

話し方で、いちばん大事なもの。

ベストスピーカーの高津です。こんにちは。

話し方で、いちばん大事なものって何だと思いますか?

よくとおる声?
はっきりした滑舌?
人をひきつける表情や動作?
飽きさせない抑揚?
それとも、内容がわかりやすい話の組立てでしょうか?

これらも、もちろん大事です。
でも、僕がいつも言ってること、思い出して下さい。

そういう声や表情などが生まれてくる『もと』が大事なんです。

それは、伝えたい、伝えよう、という気持ち。
もっと聞いてもらおう、わかってもらおう、という意欲。

それがあれば、声は大きくなるし、表情もイキイキする。
抑揚だって、身振り手振りだって、出てきます。
こう言えばわかるかな?こう説明した方がいいかな?と
頭がフル回転するから、組立てだってグンとよくなります。

じゃあ、話している時に、その大事な『もと』があるかどうか、
どうすればわかるでしょうか?

声なら大きさでわかるし、表情や動作なら目に見えます。
けれど、内側にある話の『もと』は、目には見えません。
しかし、ちゃんとそういう気持ちで話しているかがわかる、
バロメーターがあるんです!


それは「姿勢」

上体の角度。もしあなたが、目の前の人に
ほんとうに伝えたい!という気持ちを強く持っていたら、
あなたの姿勢、物理的にいうと背骨は、
きっと 90度よりも自然に前に傾いているはずです。
ピンと伸びて。(曲がっている猫背は違います)

相手が、1人でも大勢でも同じ。
知らないうちに自然と「身を乗り出して」話しています。

一度、そういう目で、あなたに話しかけている人を、
まわりで話している人を観察してみて下さい。

背骨が曲がって視線が下がっている人から、熱意を感じますか?
声はよく聞こえますか?話に引き込まれますか?

後ろにふんぞり返っている相手の話を、聞きたいと思いますか?
いくら内容がわかりやすくても、心にまで入ってくるでしょうか?

反対に、身を乗り出すようにして話している人はどうでしょう?
声にも張りがあって、目の輝きも強いはずです。
そんな話なら、熱心に耳を傾けずにいられないですよね。

あなたが、誰かと話していて、手ごたえが感じられないな、と
思ったとき、ちょっと自分の姿勢をチェックして下さい。
前に出ていなかったら、話を聞いてもらおうという気持ちが
足りないせいかもしれませんよ?

それに気づいたら、「よし!」と自分を奮い立たせて
「聞いて!」って気持ちを強くこめて話してみましょう。

いつも、言ってるでしょ?
『一歩、前に出る気持ちで!』って。

体まで、ほんとに前に出ちゃうくらいの気持ちで話したら
声も、表情も、動作も、違ってきます。
それでこそ、ベストスピーカー!


と言っても、
あんまり傾きすぎたら、倒れるから気をつけて!(笑)
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posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 00:00| スピーチ

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