2016年07月22日
好感を"持たれる人"と"持たれない人"
こんにちは、高津和彦です。
第一印象で相手に好感を"持たれる人"と"持たれない人"との違い。
それについて今回は分析します。
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先日、ワイン会に行った時のこと。
参加者はほとんど初めての人ばかり。
その中で前回も参加されたAさん、士業の女性だ。
話も盛り上がるし、すぐに明るく笑ってくれる。
好感の持てる人だ。
彼女は高卒で民間企業勤務から一念発起、働きながら資格を取ったという努力の人。
基本的に"勉強家"。
しかし明るいし楽しい人だ。
話が広がる中ですごい事実が判明した。
それは、Aさんの友人が、知り合いの士業の事務所に就職を世話しようとし、
そこが偶然にも、以前ベストスピーカーを受講した人の事務所で、
Aさんはそこを受験されたが就職を断られたと言う。
えっ、こんなに明るくて良い人なのに!
ふつう断らないでしょう?
資格もちゃんと取っていて、特に問題もなく、知人の紹介があれば。
僕は思わず言った。「何がダメだったか聞いてあげようか?」
Aさんは「もういいですよ」と言ったが。
僕は真剣に考えた。なぜダメだったかの理由を。
こんないい人なのに。
仕事面のことは僕にはわからない。
しかしそのあと、いろいろ話をしていく中で、僕が気付いたこととは…。
それは、話している間、Aさんはほとんど全くと言っていいほど僕の目を見ない。
たまにチラッと上目遣いに見るくらいだ。
その行動が好印象と言えない感じをふっと起こさせるのだ。
そう、ただ一つ。
「相手の目を見ない」
これが大きなマイナスなのだ。
話している内容は興味深いし、多方面にわたっていろいろ知っている
にもかかわらず。
じゃあ、なぜ2人で話していて楽しかったのだろうか。
それは、"僕が"話を楽しくしていたから。
事実、向かいに座っていた男性が、
「きみら2人だけが盛り上がってる」と言って、
無理やり会話に入ってきたことでもわかる。
しかし、その会話が、もし楽しい話でなかったら。
面接試験のように。
そして目を見ることもなく話が続いたとしたら、
それは結果として不採用になってしまうのではないだろうか、
ふとそう思った。
結論として、Aさんは僕を気に入ってくれていた。
だから駅までの帰路10分程、他の人が入ってくることもなく2人だけで話が続いた。
ところが。
駅手前の信号で別れて、別方向へ歩いていくAさんを、
僕は心情的にも儀礼的にもずっと立ち止まって見送った。
が、彼女はその数10秒間、一度もこちらを振り返ることもなく
ビルの中へ消えていった。
祝日で人影もまばらなビジネス街の駅のあるビルへと。
目を見ない。
振り返らない。
そこに好感を阻む、何か共通する原因があると僕は確信した。
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 印象に残る要素
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