2016年07月01日

「質問」は「考える」の原点


こんにちは、高津和彦です。

ベストスピーカー/ベストプレゼンでセミナーをしていて、常に感じること
そしていつも指導する重要点についてついてお話しします。

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いつも教えていて、「はい、ここまでで何か質問は?」と言うと、
シーン。
沈黙。

ほとんどの場合、何も返ってこない。
こんな経験、あるでしょ?

このシラけた状況。
これで頭真っ白になってしまうという人も多くいる。
この対処法、もちろんあります!


が、今日はそれを話すのではない。

今回は質問をすることの重要性を提起したい。


まず「質問をする」状況を分析すると、

1-ここまではきっちり聞いて理解できた。
2-その上で、自分なりの疑問が湧いてきた。
3-みんなが沈黙した状況の中、勇気がいるが質問しよう。

という段階を経て質問がなされる。


つまり、質問という行為は、"知力"と"勇気"と"決断力"の融合されたものと言える。

かつてパナソニックの創始者・松下幸之助は、自分の講演の中で質問した人間を
無条件に昇格させたという。このように質問力はリーダーに必須の条件なのだ。


僕はこれまで「日本人は優秀だ」と考えてきた。
「口に出さずとも、頭の中は優秀だ」と。

しかし昨今、僕は考える。
多くの人が、ベストスピーカーの授業で「思ってる事を言ってみて」と言っても何も言えない。


そうなんだ。
何も考えてないんだ。
頭の中は何も無いんだ。
耳から言葉が入ってきて、出て行って、何も残っていないんだ。

何もないのに言えるわけがない!


そこで「質問する」に戻る。

質問できない、しない、あなた。

あなたは頭の中には確固として何かが残りましたか?
それうけての次の一言が言えますか?


「質問できた」は「考えてた」の証明です。

一度は質問してみましょう。
それがあなたの「頭の中にあった」の証しですから。
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:00| 問題提起

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