2016年06月24日

思いをくっきりと心に刻む


こんにちは、高津和彦です。

大阪での出版記念パーティはまさに"ベストスピーカー的"に楽しい会でした。
その時の印象に残るエピソードをお話しします。

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9年前に私が結婚式の司会をしたご夫婦が、先日の出版記念パーティに来られた。

その披露宴の司会がすごくよかったと、それからみんなにも言われたという。
そしてその時のビデオを、毎年の結婚記念日に見て心新たにするのだそうだ。
また、喧嘩をしたときにもビデオを見て、お互い初心にかえって、
仲直りするのに役立っているとも。

打ち合わせの時、(僕が)自分たちのなれそめを聞いてくれたのが、
自分たちだけの司会をしてくれるという感じがしてよかったと言ってくれた。

感慨、新たでした。


ところで話は変わって。

昨今、みんなサッと結婚しない。
良く確かめて。
時間をかけて。
状況を見据えて。

そんなことをしている間に、
感動が薄れていく。
冷めていく。
アラが見えてくる。
合ってないんじゃないかと思ってくる。


そして結婚すると決めても、
結婚式を挙げない。
パーティをしない。
正式な通知もしない。
メールでちょっと知らせるだけ。
心が決まらない。

結婚式を挙げてたくさんの人を招待すると、そりゃお金もかかるだろう。
無駄と思えるかもしれない。
しかし、それは多くの人々に対しての二人が
「心をしっかり決めたという宣言」をするということなのです。

それほどのおカネを、時間を、準備をもかけて。

そうするとその時の、記憶、人々の期待、喜び、感動が
しっかりと残っていくのです。
そうすると、ケンカしてる場合じゃない、先へ進むには
どうしたらいいのかを考えるようになる。
ときどきその時のビデオを見るのもいいことでしょう。


教訓:

「思いを持つ」、それを「言葉に表す」。
これは話し方の基本でしょう。

しかし、「より大事なことへの思い」は、その思いをしっかり
「具現化して、それを揺るがぬ思いとする」ことです。

つまり「結婚」という大事な思いに対しては、
「結婚式を2人で実現する」ことによって揺るがぬ思いとすることです。


追伸:

披露宴司会を多数、行ってきての僕の「結婚とは」:

「合う人が見つかった!」じゃなくて、
「この人とはどこまでも合わせていく!」、
スタート地点でのその決意表明です。
posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 話し方

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