2016年05月27日

カーナビ、〇な点、×な点


こんにちは、高津和彦です。

このゴールデンウィークに、久しぶりにロサンゼルスに行ってきました。
日本を離れてみて初めて分かる再発見!今回はそのうちの一つを。

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今回の春季旅行は9日間。
ずっとロスで過ごす予定だったので移動は車で、と決めた。
迷わずレンタカー、それは異議なし。

そして、直近にアメリカから帰ってきた友人のアドバイス。
ロスでは絶対「カーナビゲーションは必需品!」だよと。
それも、自分の使い慣れたスマフォでGoogle Naviを使って。
wifiルーターを日本でレンタルしていくのがベストだと。

僕は日本では基本バイクで、あまり不慣れなところへも行くことはなく、
旧式のナビはもう使わず、すべて地図でこなしてきた。
地図は得意。パッとイメージが頭に浮かんでほぼ間違うことはない。

だからこのアドバイスには半信半疑だったが、せっかく親切に、
アドバイスしれくれたので従うことにする。


出入国の煩雑な手続きを経て、無事、現地レンタカーに乗り込む。
自分のiPad miniのセッティングもOK!


確かに便利だ。

次々に、曲がれだの、直進だの、前方左だの、指示してくる。
おまけに画面が刻々とリアルタイムに変化していく。
現在地をいつも地図で示してくれるので、目的地さえ打ち込めば
どんなローカルな場所でも「経路」を瞬時に地図上に現してくれる。
距離も、到着予定時刻も!

また、渋滞の場所も表示し、複数の経路をも示してくれる。
そして渋滞の状況により、到着予定時刻が刻々と変化していくのだ!

運転に集中するのはもちろんだが、一方、ナビにもかなりの神経を集中する。
何を言ってくるか、画面では自分はどの場所にいるのかを。
たしかに地図を見るより、時間の節約はすごい。

しかし。
疲れる!


毎日、ホテルに戻ってから、よくもこんな複雑な道をナビだけを頼りに
目的地に着いたもんだと、自分でも感心することしきり。


そこで、ふと思った。
ロスはもう何回も来ていて、そのたびにレンタカーを運転していた。
まだナビなんてなかった時代から。

かつて空港へ急ぐ途中、泊めてもらった家にパスポートを忘れたことに
気付き、急遽、道を反転して取りに戻ったことも。

また日本電産時代、社長を横に乗せて、ニューヨークからコネチカットへ
何時間もハイウェイを、地図をチラ見しながら運転していて、
時にぶつかりそうになったことも。

そんな時代もあった。


よくナビ無しで運転していたものだ!
いったい昔はどうしていたんだろう?

思い返せば、車で出発前にハイウェイ地図を凝視。
「ルート100を○○まで北進XXマイル、そこでルート10の△△方面に乗り換えXXマイル、□□で降りる」。

こんなふうに出発前に目的地まで、必死で頭に叩き込んで、
運転中、必要ならば地図をチラ見していた。

また、家の番号が偶数番は道路の左側で、奇数番は右といった情報も自然と理解していっていた。
だから、今、自分はどこにいてどこに向いているというのはいつも分かっていた。


そうだ。
これはスピーチと同じだ!


自分は「何を話していて、何に向かっている」というのは
いつも分かっていなけりゃいけないんだ。

目的地をしっかり把握し、その過程がだいたい頭に入っていれば、自ずとたどりつく。
「地図チラ見」は、「メモ」だ。
頭に入っていればそれでもいい。

ナビに頼るとナビの言うとおりに運転するだけ。
目的地には着く。
間違いなく。
でも自分の思考は停止する。


同じく、スピーチで原稿(=ナビ)に頼ったとすると。
間違い無く、読み終えることはできる。

が、大事なことが失われてしまうのだ。

それは、
自分自身の「創造力」、
そして、
"道中"における「聴衆の感動」である。


結論:

ナビは人間の頭をバカにする。

posted by パブリックスピーキング・トレーナー高津和彦 at 17:10| 日記

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